あまりろ日和

子育てと生活に関する発見を綴るブログ

耳下腺腫瘍〜おまけ・入院持ち物リスト〜

ここでは、

hanaの今回の入院経験から、

10〜14日程度の入院生活で

【必須のもの】と【あったらうれしいもの】に分けて紹介します。

これから耳下腺腫瘍で入院する方だけでなく、

それ以外でも一週間以上の入院をする方の助けになれると期待して。

 

【必須のもの】

下着

洗濯物を家族に持って帰ってもらえるなら、最低3-4日分。持って帰ってもらえないなら5-6日分。術後などは毎日着替えられる訳では無いし、だいたいランドリーで洗えます。ただ、洗うときは、洗剤をお忘れなく!

★パジャマ

耳下腺腫瘍摘出術をする人は、前開きのパジャマを3-4着。ドレーンが抜けると、被り物パジャマも着れます♪  病院で一着数百円でレンタルがあることも多いです。「金ならある!」な人は、レンタルが楽かも?

★靴下

冬はもちろん、夏も冷房で足先が冷える時があります。

★カーデガン

同様に、冷え対策。

★タオル

お風呂は二日に一回くらいのところが多いでしょう。なので、一回に2枚使うとして、洗濯する前提でも6-7枚持っておくと安心。しかも、枕の高さ調節や色々に使えるので、余裕を持ってどうぞ。

★歯磨きセット

★コップ

hanaは100均の使い捨てプラコップにしました。大部屋は特に洗うのが面倒。今は蓋もついてる使い捨てコップがありますよ。

★食器

同じく100均で使い捨てスプーンと割り箸を用意。耳下腺腫瘍の人は、術後、口が開きにくいこともあるので、スプーンとストローはあった方が良いです。

★メガネやコンタクト

hanaはコンタクトも使い捨てワンデーにしました。エコでなくて申し訳ないけど、使い捨てにすることで、洗剤やスポンジ、洗浄液など省ける荷物が多く、限られた棚スペースがスッキリ使えます。それに、体調不良の中で洗い物って地味につらいです。

★お金

テレビカードを買ったり、売店で散財するお小遣い分のみ。一応、セキュリティボックスはあるけど、しょぼいし、鍵の管理が面倒なので。

★保険証と診察券と認印

各種書類作成があって、その際に要ります。

ティッシュ

除菌ウエットティッシュがあれば、なお良し!

★ナイロン袋

hanaの病院は各自にゴミ箱があったけど、ないところも多いので、ゴミ袋として。

★スリッパ

100均で充分。退院時は捨てて帰りましょう。それとは別に、売店など外出用につっかけがあれば言うことなし♪

★お風呂セット

お風呂バッグに入れてると、お風呂までの移動がラクですよ。

★小さな手提げ

売店など、起動時に財布や携帯、セキュリティボックスの鍵を持つのに重宝します。

★携帯と携帯充電器

★イヤホン

大部屋の人は、テレビ用イヤホンが要ります。100均でも売ってるけど、結構長時間使うし、もう少し出せば、入院生活が格段に快適になります!

耳下腺腫瘍の人は、しばらくは手術した側の耳にイヤホンを入れにくいと思うので、片耳用を用意した方が良いかも。

そして、手術した側の耳はしばらく下にしてごろんと出来ないので、必然的に大丈夫な耳にイヤホンをさす&下にすることになるので、耳が痛くならない「カナル型」が良いよ!

hanaの超オススメは、ヤザワのカナル型片耳イヤホン(3メートル)です。コストパフォーマンス的にもベスト!

 

 

 

 

【あったらうれしいもの】

★洗濯バサミのついたミニハンガー

100均とかに売ってます。お風呂の後に濡れたタオルをつっておくだけですぐ乾くし、加湿効果もバッチリ!

★S字フック

ハンガーを掛けたり、ゴミ袋を掛けたり、小さいけどデキるヤツです。

★鏡

ミニ三面鏡をお持ちならなお良しですが、耳下腺腫瘍の術部周辺を確認したりできます。大部屋の場合、共用の洗面所では色々落ち着いて確認しにくいもので(-.-;)

Amazonプライムが見られるfireタブレット

タブレット自体、五千円台から買えます。saleなら、三千円台で買えるものも!そして、年間¥3,900で入れるプライム会員になると、たくさんの音楽、本、ビデオが無料で楽しめる!しかも、事前にダウンロードしておくと、wifiがないオフライン状態でも大丈夫なんです。hanaは入院中、テレビカードを使ってテレビを見たことありません。これ一つで充分でした!

 

Fire 7 タブレット (7インチディスプレイ) 8GB

Fire 7 タブレット (7インチディスプレイ) 8GB

 

 ★レンタルwifi

タブレットなどを使うなら。fireタブレットwifiなしでもダウンロードしてたものは観れるけど、wifiがあれば楽しみ無限大♪  ちなみに、hanaがレンタルしたのは、14日で3千円くらい、もちろん無制限です☆

★置き時計

スマホで時間の確認はできるけど、いちいちスマホ見るのが煩わしいので。

★卓上カレンダー

同じ理由で。

★ブレンディー

朝食には牛乳がついてくる病院、多いです。でも、毎日だからさすがに飽きてくる。ブレンディーがあれば、冷たい牛乳でもカフェオレに早変わり!です。

★大きめの洗濯ネット

洗濯物が出たら洗濯ネットに放り込んでおくと、家族が洗濯してくれる時も、自分でしなきゃならない時も便利ですよ。

 

と、いろいろあげてみましたが、

自分に合ったコンタクトと

保険証、お金さえあれば、

今どき病院の売店で何でも揃います(笑)

案外、必需品ほど揃いやすいです。

ましてや、耳下腺腫瘍の手術をしている病院は大病院ばかりなので、

大手コンビニチェーンや、

カフェなども充実してます。

本なんかはもちろん買えますが、

買わなくても患者図書みたいなコーナーが充実してるとこも!

 

ばっちり準備して

快適な入院生活をお送りください♪

 

 

 

耳下腺腫瘍〜入院12日目・手術8日目〜

今日は退院日!

 

朝の回診が無かったので、

朝食前にお散歩に。

7時半なのにもう暑い。

歩きながら夫に電話をすると、

あまりろと出勤&登園中の車内でした。

あまりろは今日もハイテンション!

 

朝食後は

麻酔科の受診があり(今さら?!)、

その後はお迎えの15時30分までフリー。

事務の方が支払い請求書を持ってきてくれたので、

先に支払を済ませる。

 

入院時に、高額医療費の限度額申請書を出してたので、

建て替えもなく、

限度額プラス¥15,000くらいの治療費・入院費と、

¥5,000強の保険会社への診断書作成料のみでした!

 

仕事を早退して、

夫とあまりろが15時ごろにお迎えに来てくれた。

12日間の入院生活、

出産育児で溜まっていた疲れも取れました!

次の外来受診は一ヶ月後です。

 

 

 

 

 

耳下腺腫瘍〜入院11日目・手術7日目ー

今朝、7時半ごろ、寝ているとなぜか主治医自らが呼びにきた。

抜糸してくれるらしい。

あ、髪の毛はねてる・・・

歯も磨いてない・・・_| ̄|○

コンタクトも入れてないので、

処置室までボンヤリ到着。

そんな私とは対照的に、

テキパキ、というよりむしろピリピリしながら、

すごい勢いで抜糸する先生。

hana「あ、あの、この辺りが腫れて・・・」

先生「神経触ってるから、ピリピリはします!」

hana「いや、ピリピリもしますが、それではなくてですね・・・」

先生「はい、終了!」

(ToT)

 

後で看護師さんが

「先生、手術前だから、ちょっと機嫌が。また私からもお願いしときます」

とフォローしてくれた。

頼むよ〜、先生。

 

確かに、

人を手術するって大変なんだろう。

その知識やスキルだけでなく。

患者は手術日に向けて入院して準備も進めてるわけで、

手術当日に、風邪でも下痢でも休めない医者のプレッシャーはいかほどか。

家族が危篤でも他人の手術をしなくてはならないし、

フィジカル・メンタル共に、

自己管理を強いられる仕事だよね。

 

 

今日はお昼前にシャワーを浴びて、

恐る恐る傷口を洗った。

そして、

マイクロポアテープの貼り方を

看護師さんに教えてもらう。

大丈夫、余裕で出来そう(^O^)/

 

明日はとうとう退院日。

夕方と夜は、今日で最後。

あっと言う間だった。

自宅から遠く、寂しかったといえば寂しかった

でも、こんなに身体を休めたのも、

自分に向き合えたのも久しぶりだった。

不思議と、なんだか名残惜しい。

 

 

耳下腺腫瘍〜入院10日目・手術6日目〜

今日は日曜だし、これまた特に回診も無い。

夕方、義兄と義兄嫁がお見舞いに来てくれた。

その後、夫とあまりろも来た。

今回の長い入院では、

夫もがんばってくれたし、あまりろもちっちゃいながらにがんばってくれた。

義実家にもお世話になったなぁと思う。

退院まであと二日。

やっと同室の患者さんや、看護師さんとも打ち解けてきたのだけど。

 

ちなみに、

今は、手術創に加えて、

首の後ろから頬まで広範囲に渡って、

抑えると筋肉痛のような打撲痛のような鈍い痛みがある。

喉もまだ少し痛い。

これらの地味な痛みや問題は、

これから月単位で良くなっていくのかな。

 

今回の入院は長いので、節約のために大部屋にした。

それに、

個室で一人なのがなんだか不安で(笑)

人の気配がカーテンの向こうにある方が寂しくないだろうって思った。

正解だったんじゃないかと思う。

でも、

聞かなくて良いことが聞こえてしまうことがある。

カーテンの向こうで、

「検査結果をお話ししたいので、家族を呼んでもらえますか」と聞かれてるのや、

その日の夕方、

「大丈夫ですか、ショックを受けてないですか」

と声を掛けられているのなど。

病院は人々の物語が交差する

とても残酷な場所でもある。

 

 

耳下腺腫瘍〜入院9日目・手術後5日目〜

明後日の抜糸まで、もうやることは何もないみたい。

手術前の週末と同じく、

バケーション in Hospital!です。

やることが無さすぎて、

昨日からスクワットとストレッチを始めてる。

傷が開いたりして・・・。(-.-;)

 

管やガーゼがなくなったからか、

昨日から顔の腫れが気になる。

手術した側の顔の側面と、顎周辺がボタっとしてる。

喉も少し痛い。

この腫れは、当分治らないのだそう。

しゅん( ; ; )

 

今日は、午後に夫とあまりろが来てくれた。

寂しがって泣かれふるよりマシなんだけど、

別れ際、あまりろに「ばいばーい」と言われ、

そのあっけらかんぶりが、ちょっと寂しい(笑)

 

 

hanaはいつも夕方、病院構内にお散歩に出かけてる。

ほんとは朝行きたいのだけど、

病院って、朝はいろいろメニューがあって、

病室を空けにくいからね。

 

お散歩の目的地は、構内の隅にある、

大きな木がひしめくように生えた場所。

その中の大きなヒマラヤ杉の下に、

ベンチが置いてある。

8月だから、頭上では蝉が鳴いてる。

その声の中には、

もう命の終わりが近づいている者もいれば、

それに被せるように勢いよく鳴く者もいる。

地面に目を落とせば、

所々に蝉が地中から出てきた時の穴が開いていて、

その横に、すでに力尽きた死骸。

いのちを感じずにはいられないこの場所が何だか気に入って、

お散歩に行ってます。

 

でも、お散歩してる患者さんには会ったことがない。

っていうか、お散歩なんかする暇人がいないのか?(-.-;)

みんな、だいたい病棟にいる。

行っても、下のコンビニ。

男の患者さんはなぜかデイルームとかに出てきて、

何をしてるともなく、

ぼーっとしている人が多い。

一方、女の患者さんはほぼ出てこない。

化粧してないからかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耳下腺腫瘍〜入院8日目手術4日目〜〜

今朝は朝イチに診察に呼ばれ、

昨日ドレーン抜去の後に貼った大きな圧迫ガーゼを剥がしてもらった。

あー、スッキリ!

こうして見ると、内出血やテープかぶれで痛々しい。

 

向かいのベッドに新しい人が入院してきた。

看護師さんが入院説明しているのを聞き、

あれからちょうどもう一週間経ったんだな、と感慨深い。

 

思い出せば、

手術前は気が重かった。

そして、

あまりろを産んで動きづめだった疲れが出たのか、

どこも悪くないのに眠ってばかりいた。

手術から数日は、

不快感にひたすら耐え、怒涛のように過ぎ去った。

ドレーンもガーゼも取れた今は、

この病は神様がくれた休暇だと思える。

 

今日は5日ぶりにシャンプーも出来た。そろそろ洗いたかったからスッキリ!

 

お昼過ぎから夕飯が来る18時過ぎまで

コナンちゃんも遊びに来てくれて、

二人で構内のカフェに行ったり、

溜まってた入院中のツッコミを一緒に笑ったり、

良い時間を過ごせました。

 

 

耳下腺腫瘍〜入院7日目・手術3日目〜

まだまだと腹を括ってたのに、

朝の回診で、ドレーンを抜いてもらえてびっくり。

先生「管抜きますね〜」

hana「はーい。・・・えぇぇっ!∑(゚Д゚)」

驚きのあまり変な反応をしすぎて、先生苦笑。

 

かわりに、今日は大きなガーゼをまた貼って圧迫だって。

テーピングで首が寝違え状態になって、

地味にこれもうっとおしいけど。

 

さらに、お昼前に腫瘍の病理結果が出て、良性の多型腺腫であったことを確認!

ほっとしたー!

でも、退院が思ってたより一日延びてしまった。

 

 

昼食後、4日ぶりに胸から下だけシャワーを浴びられスッキリ!

その後、散歩しながら、夫に電話で報告。

お世話になった義父母にも電話をしたけど、出なかった。

 

仕方なく、病棟に上がって来たら、なんとそこに義父母が!

ちょうどお見舞いに来てくれてた。

それで出なかったのね。

夕方まであまりろの話などして楽しく過ごし、

電車を乗り継いで来てくれた二人を、

感謝とともに見送った。

 

ここ数日、夕方は涼しいので、

病院構内をお散歩するのが心地よい。

大木があちこちに生え、木陰を作り出している。

木々の大きさから、この病院が古くからここにあったことがわかる。

たくさんの人のたくさんの物語を、

この古い土地は抱えてきたのだろう。

 

入院してからテレビを見てないためか、

仕事や家事に追われてないからか、

手術して頭がおかしくなったのか、

深緑の葉がそれぞれに形が違うことが面白く感じ、

木が一人一人違う人間のように思え、

愛おしささえ感じながら歩きました。